平成27年度 JR広島病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 213 37 92 173 206 363 991 1435 1075 309
平成27年度退院患者さんの人数を 10歳刻みの年齢階級別に集計しています。年齢は入院時の満年齢です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 112 13.84 14.34 0.89 73.43
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 104 23.18 21.69 16.35 86
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 32 34.09 20.63 6.25 79.78
呼吸器内科では、慢性閉塞疾患(COPD)をはじめとする慢性呼吸不全、間質性肺炎、気管支喘息をはじめとするアレルギー疾患、肺がん、感染症、睡眠時無呼吸症候群など、幅広い呼吸器疾患全般の診療を行っています。肺がんなどにおける集学的治療が必要な場合などは、大学病院をはじめとした基幹病院にご紹介を含めた支援を受けています。患者数が最も多い疾患は、市中肺炎と施設や他院からの誤嚥性肺炎であり、ほとんどが緊急入院の症例です。誤嚥性肺炎は高齢者が多く、必要に応じて歯科衛生士による口腔ケアや言語聴覚士による嚥下機能訓練、リハビリ科による嚥下内視鏡などを行っております。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx99x50x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 58 2.41 4.53 0 68.33
060020xx99x30x 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 47 3.13 6.67 0 63.09
060060xx99x30x 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 42 2.57 7.94 0 69.19
消化器内科は、消化器を中心に、一般内科をおこなっております。柱となるのは、消化管を中心とした内視鏡による診断と治療、そして肝胆膵も含めたがんの診療の2つです。エビデンスの確立した普遍的な診断・治療を、安全・確実かつ低侵襲に実施することを使命としています。食道・胃・十二指腸・小腸・大腸の診断と治療は、内視鏡センターを中心に低侵襲で質の高い医療を提供しています。早期胃がん、早期大腸がんなどに対する内視鏡治療(切開剥離法、内視鏡的粘膜切除術)にも注力しており、手術が必要な消化管悪性疾患(がん、肉腫など)については外科と連携して治療を行い、手術適応のない症例に対しては化学療法などにて治療しています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 68 3.21 3.07 0 67.07
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 39 26.97 18.3 15.38 81.56
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 37 3.35 3.22 2.7 70.27
虚血性心疾患には、現病歴を詳細に聴取した上で、スクリーニング検査として運動負荷心電図、心臓CT検査(320列)、薬物負荷心筋シンチグラフィなどの検査を実施しています。そのうえで虚血性心疾患が疑わしい場合には、入院のうえ冠動脈造影検査を行っています。冠動脈造影検査では器質的狭窄の評価を行いますが、中等度狭窄の場合には圧ワイヤーを用いた冠血流予備量比(fractional flow reserve: FFR)の測定を行い、経皮的冠動脈インターベンションの適応を評価しています。また、安静時、特に夜間から早朝にかけて胸痛が生じる冠攣縮性狭心症は、男性のみならず女性にも多い疾患です。現病歴からその合併が疑わしい場合には冠攣縮誘発試験を行い、確定診断をつけるように心がけています。
近年、高齢化に伴い心不全の患者さんが増加しています。緊急処置が必要な急性心不全にも対応し、その上で多様な心不全の原因を検索し可能な限り原疾患を治療するようにしています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 63 5.37 6.17 4.76 0
040080x1xxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満) 手術・処置等2なし 51 5.33 5.72 1.96 3.51
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 17 3.88 5.5 0 4.18
小児科では、院内で出生した新生児から中学3年生までの子供たちを診察しています。入院数が最も多いのは、新生児の入院です。新生児室では、新生児黄疸、帝王切開で出生した児、低出生体重児などの入院加療を保育器内で行い、退院後も発達フォローの健診、予防接種をしています。
乳幼児以降の小児で入院数が最も多いのは、肺炎、気管支肺炎などの呼吸器疾患です。RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、マイコプラズマなどの感染症によるものが多く、持続モニターなどで呼吸状態に注意しながら、気管支拡張剤の吸入、抗生剤の点滴などの治療を行っています。その次に多いのは、ロタウイルスなどによるウイルス性腸炎です。補液を行いながら、食事が摂れるようになるまで点滴による入院加療を行っています。
外科・消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 39 20.05 17.41 0 74.79
100020xx01x0xx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等2なし 36 9.56 9.55 0 62.14
060035xx99x50x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 30 4.23 4.53 0 71.13
当院は、癌治療に力を注いでいます。外科におきましても手術の約4割は、癌に対する手術です。予定手術においては、内科・放射線科・病理医と合同カンファレンスを行い、最適な治療が実施できるような体制をとっています。また、化学療法センターや温熱療法室そして、近接するHIPRAC(広島がん高精度放射線治療センター)とも密に連携をとって、手術前後の癌治療を行っています。胃癌や大腸・直腸癌に対しては、患者さんに負担の少ない腹腔鏡手術を積極的に取り組んでいます。甲状腺癌に対しては、「根治性」と発声などの「機能温存」を考慮した手術を行っています。乳癌に対しては、適応に応じて乳房温存術を行っています。各疾患の専門医が、患者さん一人ひとりに、最善の治療が行えるように心がけています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 110 28.84 28.7 61.82 83.86
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 99 16.49 18.44 4.04 72.25
070343xx99x20x 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 80 3.19 6.7 0 73.11
整形外科は、脊椎脊髄疾患(腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など)、四肢外傷(骨折・靭帯断裂など)および変形性関節症に対して治療を行っています。
腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症は初期では神経根ブロックなどの保存治療が有効ですが、日常生活に困る痛みやしびれあるいは筋力の低下が生じたときには手術をお薦めしています。手術は、顕微鏡を使用した安全な手術を行っています。顕微鏡の利点は、立体的な視野の下で安全な手術が行え、体に負担が少ないため翌日から離床が可能です。最近の傾向として、骨粗鬆症を基盤とした骨粗鬆症性椎体骨折(いわゆる椎体圧迫骨折)や大腿骨頚部骨折が増加しています。とくに、骨粗鬆症性椎体骨折では早期発見・早期保存療法を行うことで手術治療を行わずに治療することが可能です。股関節症や膝関節の変形性関節症は高齢者に多くみられる疾患です。保存療法の効果のない進行期から末期の関節症の方には人工関節置換術を行い、生活の質を高めることを目標としています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120010xx99x40x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 48 1.9 5.11 0 70.92
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 38 9.16 10.18 0 44.45
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 28 8.86 9.94 0 31.36
産婦人科では、良性疾患から悪性疾患まで幅広く対応しています。不妊症や子宮内膜症、子宮筋腫など良性疾患に対しては、個々の患者さんによって最適な治療法を提供できるよう心がけています。手術では、開腹手術だけでなく、腹腔鏡や子宮鏡による内視鏡手術や腟式手術に対応しています。子宮頸がん、子宮体がんや卵巣がんなどの悪性疾患に関しては、早期発見のため検診を積極的に行っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 20 7.15 8.97 0 70.15
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 9 10.33 11.97 0 57.33
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 8 2 4.38 0 70.88
皮膚科では、皮膚科疾患全般を対象としています。点滴治療を必要とする急性感染症は、入院を原則として早期治療に努めています。当院皮膚科の特徴としては、皮膚病の病理組織(顕微鏡)診断を、臨床検査室と密接に連携して行っています。急性膿皮症は大部分、四肢の蜂窩織炎です。(糖尿病等基礎疾患を合併している方が多いです。)大きな粉瘤、脂肪腫等は1泊2日入院(局所麻酔手術)を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 77 7.23 7.59 0 76.03
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 27 10.48 10.25 3.7 72.89
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 19 9.11 12.6 0 70.42
泌尿器科では、前立腺肥大、尿路性器悪性腫瘍から、感染症、尿路結石、神経因性膀胱、尿失禁まで泌尿器全般の疾患に対応しています。腎・尿管結石の疼痛コントロールなども行っています。膀胱腫瘍に関しては、経尿道的膀胱腫瘍一塊切除術(TURBO)を実施しています。経尿道的に一塊に切除して、正確な病理診断をもとに適切な治療を行うものです。また、前立腺腫瘍に関しては、経会陰式前立腺生検を実施しています。一般的に行われている経直腸的な生検に比べ尿路感染症や直腸出血などの合併症が少ないのが特徴です。
人工透析外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx02x10x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり 副傷病なし 2 28 33.71 0 72.5
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 1 8 14.34 0 89
110280xx97x10x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 その他の手術あり 手術・処置等21あり 副傷病なし 1 11 23.42 0 68
2016年1月、新病院への移転にあわせて人工透析外科が新設されました。慢性腎臓病外来で病診連携を行い、腎障害の進行を抑え適切な時期に腎代替療法の説明を行うようにしています。その上で、納得した治療法を選択していただき計画的な透析導入を心がけています。しかし、末期腎不全の状態で紹介いただくと、緊急で透析導入が必要となる場合が多く、入院期間も長くなってしまいます。自己動静脈吻合による内シャント設置術や経皮的シャント拡張術(シャントPTA)は外来手術として行っています。人工血管による内シャント設置術やシャントPTAが困難な場合のシャント再建術は入院で行います。シャントのトラブルに迅速に対応し、一時的なカテーテル留置を行うことなく透析が継続できるように努めています。また、透析患者様の肺炎など合併症管理での入院時は、関連する部門と連携をとり最善の医療が提供できるようにしています。
緩和ケア内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 2 30 15 0 74
010010xx99000x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 1 59 11.08 0 92
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 1 42 21.69 0 90
ガン患者さんは、それ自体の症状の他に痛み、倦怠感などの身体的な症状や不安、いらだちなどの精神的な苦痛を経験します。さらには、闘病に際して経済的な問題や生きる意味への問いとしてスピリチュアルな苦痛などを抱き苦悩することがあります。
 「緩和ケア」は、ガンと診断された時から行う、これらの諸問題をやわらげるためのサポートです。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 31 9 16 56 12 30 1 7
大腸癌 36 21 21 112 16 58 1 7
乳癌 5 3 0 1 0 9 1 7
肺癌 4 1 1 25 9 20 1 7
肝癌 7 9 1 26 1 14 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
[再発の定義]癌がいったん完治したのち、近接部位に再び癌が発生した患者様の治療を当院にて行った件数を指します

5大癌は、胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、及び肝癌を指します。また、UICCとは国際対がん連合の略称です。UICC病期分類とは、各臓器別に、患者さんのがん診断時の(1)原発巣の原発臓器内での大きさと臓器周辺への広がりの程度、(2)原発臓器の近隣リンパ節への転移の程度、そして(3)遠くの臓器へのがん転移の有無により、早期がん/Ⅰ期から高度進行がん/Ⅳ期までの病期に分けるものです。各病期分類は、治療開始前のCT検査やMRI検査等による画像診断とがんに侵され生検あるいは切除された臓器の病理診断により決定されます。臓器別にまた各期により、治療方針が定められているため、UICC病期分類のどの期に相当するか決定することが大変重要です。したがいまして、UICC病期分類は、世界中の臨床医及びがん研究者の最新のがん研究の成果をふまえて見直されるべきもので、数年にⅠ回改訂されます。現在では第7版(2009年出版)が出版されています。
2015年度内に当院で治療をお受けになり、退院された5大癌の患者数を、Ⅰ期からⅣ期まで、病期別に集計した結果を掲載しております。再発症例は、当院内あるいは他院で初回癌治療をお受けになり,いったん治療が終了し寛解された後、癌が再発し、当院にて治療を受けられた患者さんを指します。
当院における5大癌の治療に関しましては、早期および進行した胃癌と大腸癌の初回治療症例数が多いです。また、いったん治癒された後に癌が再発された患者さんを、他院で初回治療をお受けになった患者さんを含めて、積極的に受け入れていることをご理解いただけると思います。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
重症度 0 24 11.16 50.46
重症度 1 49 13.81 78.49
重症度 2 27 15.51 80.48
重症度 3 18 12.5 83.67
重症度 4 4 26.25 87
重症度 5 0 0 0
不明 0 0 0
市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎を意味します。重症度分類は成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。この指標では細菌による肺炎(ICD-10コードJ13~J18$で始まるもの)を集計しており、食べ物の誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外です。
患者数は中等症が最も多く、重症度が上がるごとに高齢化し、長い治療期間を要します。
治療内容は、急性呼吸不全の管理、薬剤投与が中心です。最新の医療機器(人工呼吸器、NPPV等)を積極的に活用し、呼吸管理を行っています。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 4 4.5 86.25 0
その他 1 5 92 0
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 0 0 0 0
その他 0 0 0 0
I63$ 脳梗塞 3日以内 9 20.89 74.78 16.67
その他 9 28.11 69.78 11.11
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 0 0 0 0
その他 0 0 0 0
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 0 0 0 0
その他 0 0 0 0
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 0 0 0 0
その他 0 0 0 0
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 0 0 0 0
その他 0 0 0 0
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 167 1.01 1.05 0 65.79
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 30 12.63 18.3 43.33 79.33
K654 内視鏡的消化管止血術 29 1.48 16.45 3.45 73.07
消火器内科で最も多い手術は、大腸ポリープに対する内視鏡的粘膜切除(EMR)です。治療ガイドラインに従った適応病変に対し、内視鏡下にスネア(輪状の電気メス)を用いてポリープを切除します。2番目は、内視鏡的胃ろう造設術です。原因は様々ですが、経口摂取が困難となられた症例に対し、かかりつけ医と連携をとりながら施行しています。3番目は内視鏡的止血術です。吐血、下血などで受診された患者さんに対しては、原因検索のため緊急に内視鏡検査を行います。出血性病変が確認されたら、病変に応じた様々な方法で止血術を行います。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 34 4 5.15 2.94 70.12
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 11 0 16.36 0 69.18
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 11 3.45 12.27 9.09 80.55
器質的狭窄を伴う虚血性心疾患には、虚血の存在を評価した上で経皮的冠動脈インターベンションを行い、症状の改善に役立っています。また、急性心筋梗塞や不安定狭心症の急性冠症候群に対しては、24時間緊急カテーテル検査ができる体制を整えて迅速に検査・治療が開始できるようにしています。
症状を有する洞不全症候群や高度房室ブロックなどの徐脈の患者さんには永久的ペースメーカー植込み術の適応であり、当院でも適応を判断した上で行うようにしています。
外科・消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 47 1.06 5.09 4.26 71
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 34 2.91 6.65 0 64.85
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術 切除 33 1.67 6.91 0 63.88
2015年度の外科の手術件数は372件で、そのうち悪性腫瘍(癌)が約4割を占めています。当科では、外科及び消化器外科指導医・専門医の執刀・指導の下に手術を行っています。胃切除術、腸切除術、胆嚢摘出術、虫垂切除術では、腹腔鏡手術を積極的に取り入れています。2016年度からは、鼠径ヘルニアに対しても腹腔鏡手術を実施しています。急患にも積極的に取り組み、約2割の手術が緊急手術でした。また、甲状腺腫瘍に対しては、内分泌・甲状腺外科専門医が手術に取り組み、手術件数は年々増加しています。2016年度からは乳腺外科専門医による手術も実施しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 173 2.34 15.66 4.05 71.12
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 73 4.64 23.49 50.68 82.67
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 48 5.25 22.77 70.83 82.92
2015年度の整形外科の手術件数は505件で、そのうち最も多い疾患は脊椎手術で45%を占めており、次に多い疾患は上肢および下肢の骨折手術、さらに変形性関節症に対する人工関節手術がつづいています。脊椎手術は、脊椎脊髄外科指導医1名のもと4名の医師が担当し、ほぼ全例に手術用顕微鏡を用いた手術を行い、拡大した明るい手術野のもとで安全で確実な手術を行っています。上肢および下肢の骨折に対しては、強固な固定を行い早期に運動を開始することを目標としています。人工股関節では筋肉を切離しない手術法を行い、歩行を含め早期機能回復を図り、早期の家庭復帰、職場復帰を目標としています。人工膝関節は、進行期から末期の変形性膝関節症や関節リウマチに対して行っています。膝関節の曲がる角度は手術後に減少し正座はできませんが、痛みが少なくなり日常生活の質は確実に向上します。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 31 1 7 0 48.48
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 30 1.3 6.9 0 31.33
K8654 子宮脱手術 腟壁形成手術及び子宮全摘術(腟式、腹式) 24 1.04 7.67 0 70.33
産科では、帝王切開が多い手術ですが、帝切率(分娩数に対する帝王切開の割合)は約17%です。婦人科では子宮筋腫などに対する開腹または腟式の子宮全摘術が最も多く、高齢化に伴う骨盤臓器脱(子宮脱)の手術が増えてきています。また、子宮付属器(卵巣や卵管)に対する良性の手術の多くは腹腔鏡下手術としています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 353 1 1 0 75.26
当科では全例2泊3日の入院のうえで白内障手術を行っています。2015年4月には超音波手術装置を最新型に更新し、2016年1月から手術用顕微鏡も最新型に更新しています。2015年度に白内障手術を行った353眼のうち、「術前」の矯正視力0.1未満が20%、指数以下が5%ほどあり、かなり進行した白内障の比率が多いようです。さらに手術の難度を上げる要因として、散瞳後の瞳孔径5㎜未満が4%、水晶体偽落屑を認めるものが5%ありました。「術後」矯正視力については、0.5以上が94%、0.7以上が82%、1.0以上が55%でした。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) 8 0 1 0 72.75
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 3 0 1 0 74
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上) 2 0 1 0 54.5
皮膚科で行う手術の大部分が粉瘤等良性腫瘍の手術です。(大きな腫瘍は1泊2日入院で行っています。)
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 81 2.15 5.33 1.23 76.22
K8412 経尿道的前立腺手術 その他のもの 31 3.1 7.58 3.23 74.23
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 15 1.8 7.6 0 71.53
泌尿器科手術では7~8割を内視鏡手術が占めます。膀胱悪性腫瘍は経尿道的一塊切除により適切な病理診断のみならず穿孔や出血の合併症が少なく効率的で安全な治療法といえます。前立腺肥大症の手術は薬物療法が無効例や尿閉例に対して施行しています。腎癌、腎盂尿管癌に対する手術は9割が腹腔鏡下の手術であり少量の出血量で術後創部痛の軽減により早期退院が可能です。
人工透析外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 2 6.5 20.5 0 72.5
K6233 静脈形成術、吻合術(その他の静脈) 2 0.5 10.5 0 68.5
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 1 7 3 0 68
2016年1月、新病院への移転にあわせて人工透析外科が新設されました。自己動静脈吻合による内シャント設置術や経皮的シャント拡張術(シャントPTA)は、主として外来手術として行っています。新規に内シャント設置術を4件行いましたが、うち2件は緊急透析導入が必要であったために、入院で手術を行いました。シャント狭窄あるいは閉塞に対する治療としては、低侵襲で患者様に負担の少ないシャントPTAを第1選択としています。このシャントPTAを6件行っています。しかし、シャントPTAが困難と考えられた2件には、静脈形成術、吻合術(シャント再建術)を行い、カテーテルを留置しないで透析が継続できています。シャントは血液透析患者様にとって最も大切なライフラインです。より良いシャントを作製し、長く使用できるように維持管理を心がけています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 1 0.02
異なる 13 0.27
180010 敗血症 同一 3 0.06
異なる 4 0.08
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0
異なる 0 0
180040 手術・処置等の合併症 同一 11 0.22
異なる 3 0.06
入院契機とは、入院のきっかけとなった病名(入院契機病名)のことをいいます。播種性血管内凝固症候群では、入院契機とと異なる症例が多く、様々な原因から播種性血管内凝固症候群に至ったものと考えられます。
手術・処置等の合併症は、手術や処置時に一定割合で発生してしまう病態です。その一例として、術後出血や創部感染などが挙げられます。手術・処置等の合併症は、どのような術式でもどのような患者さんでも、一定の確率で起こり得るものなので、医療事故とは異なります。
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