人工透析センター

診療内容

通院透析患者さんから、入院透析まで、安心して任せていただける体制と環境です。

人工透析センターは透析監視装置30台、全台で大量置換血液透析濾過(on-line HDF)が可能です。機械室のクリーン化を図り、清浄化された透析液が供給できるように管理しています。人工透析センターでは、維持透析患者さんと、合併症管理のために入院され、比較的状態が安定されている透析患者さんの治療を行っています。また、潰瘍性大腸炎、クローン病や関節リウマチに対して血球成分除去療法や、難治性腹水に対して腹水除去濃縮再静注も行っています。夜間の緊急透析や、循環動態の不安定な患者さんの持続血液透析濾過(CHDF)は、入院病棟で行っています。
JR広島駅に近く、交通アクセスの容易な当院のメリットを活かして、通院透析患者さん以外にも、広島を観光で訪れる透析患者さんの、ゲスト透析も積極的に受け入れています。
人工透析センターでは、人工透析外科と外科の医師が協力して治療にあたります。さらに、看護師、臨床工学技士、薬剤師、栄養士、リハビリ科や医療ソーシャルワーカーを含めたチーム医療で、透析患者さんの希望に添える医療が提供できるように努力しています。透析患者さんが安心して透析を任せられるセンターにしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
人工透析外科(センター長) 越智 誠

透析を受けることは、患者さんにとって必要不可欠な治療です。1回に4~5時間の治療を週3回ベッド上で過ごすことは大変なことです。私たちは患者さんが安心して透析を受けていただけるように、患者さんの状態を把握するためのカンファレンスを行い、スタッフ間で情報共有を行っています。
当センターでは透析患者さんの運動耐容能の向上、筋力向上、QOLの改善を目的とした腎臓リハビリテーションを行える環境を整えています。私たち透析スタッフは患者さんに「安心と安全な透析治療を受けていただく」ことをモットーに多職種と連携して医療の提供を行います。ご質問などございましたらお気軽にスタッフまでご連絡下さい。
透析スタッフ一同

診療実績

  透析導入患者数 年度末患者数
  血液透析 腹膜透析 合計 血液透析 腹膜透析 合計
2018年度 16 9 25 62 6 68
2019年度 12 5 17 72 5 77
2020年度 12 3 15 80 3 83
2021年度 13 6 19 86 4 90
2022年度 16 3 19 88 3 91

評価指標

本指標は、日本透析医会の「透析医療の自主機能評価指標」に基づいて作成した指標です。

透析医療の自主機能評価指標

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